舞踊劇「唯我青白」が2024年「春晩」に登場
人民網日本語版 2024年02月10日21:58
1年にわたる入念な準備を経て、舞踊劇「唯我青白(Blue and White: Impression of China)」の一幕「瓷影(Impression of China)」が大晦日にあたる「除夕(2024年は2月9日)」の夜、中央広播電視総台の「2024年春節聯歓晩会(通称「春晩」、春節<旧正月、2024年は2月10日>を祝う中国の国民的年越し番組)」に登場した。
「唯我青白」は中国東方演芸集団と景徳鎮陶文旅控股集団、人民網股份有限公司が共同でプロデュースしている。「瓷影」はこの舞踊劇において特に華やかな一幕で、青白磁を視覚的な出発点とし、ダンサーのパフォーマンスを通じて、千年以上にわたり愛でられてきた青白磁の独特な魅力を表現している。
「瓷影」の演出において、制作チームは中華の優れた伝統文化の創造的事業化と革新的な発展を推進するという角度から着手し、北宋時代の美意識の特徴と青白磁の造形スタイルを十分に考証して、舞踊により青白磁という優美で奥ゆかしい東洋の美を表現することで、悠久の歴史を誇る磁器文化を投影している。
なかでも「回転」シーンの舞踊は特に素晴らしく、ろくろを回して磁器を作り上げる動作からインスピレーションを得ているという。ダンサーは回転することにより、磁器が形作られていく様子を表現し、シンプルな色彩のもと、その造形美を際立たせている。
陶磁器生産地として世界的にも有名な江西省景徳鎮の窯の火は、千年にわたり守られ続けてきた。そして青白磁に隠された文化のメッセージは、陶磁器の製造技術の伝承だけでなく、古今の文化の変遷であり、さらには陶磁器に込められた智恵でもあると言える。(編集TG)
「人民網日本語版」2024年2月10日
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