成都クリエイティビティ&デザインウイークが成都で開幕
第10回成都クリエイティビティ&デザインウイークが9日、四川省の成都世紀城新国際会展中心で開幕。人々にとって目新しく、オシャレなクリエイティビティあふれるデザインを存分に楽しむ機会となっている。人民網が報じた。
クリエイティビティウイークの会場のファッションブランド・Mossiのパンダ「China Gift」エリアでは、国家級文化クリエイティブIP「China Gift」がこぞって展示されている。なかでも、特別な意義を備えているのが「China Gift」のブランドイメージ大使である、Mossiオリジナルの赤い唐装を着たパンダで、現時点で茶色のパンダをモチーフにした唯一のオリジナルIPキャラクターとなっている。また、国家図書館の装飾ランプシリーズや漢代の四神獣シリーズのネックレス、無形文化遺産・七宝焼彩画など、様々な地域から寄せられた「China Gift」リストに名を連ねている商品が数多く展示されている。
「敦煌が身近に——デジタル敦煌IN成都」文化クリエイティブブースでは、ウェアラブルデバイスやバーチャルローミングテクノロジーを通して、甘粛省の敦煌莫高窟の洞窟をリアルに見学しているような気分を体験することができるほか、本物そっくりに再現した壁画の展示なども鑑賞することができる。
「漢·潮」国風雅韵ブースでは、ライトアップを活用することで漢服の美しさをより際立たせている。多くの漢服マニアは現在、漢服は、伝統や文化、クリエイティビティ、デザインが融合した文化クリエイティブ産業の一つで、これを着て外にでかけることで、「伝承」することができると考えるようになっている。
今年で10年目を迎えたクリエイティビティウイークは、成都の文化クリエイティブ産業の飛躍的発展を見守ってきた。統計によると、2016年に633億6000万元(1元は約20.7円)だった成都の文化クリエイティブ産業の生産額は2022年に2261億元まで増加。成都の域内総生産に占める割合は、5.2%から10.9%に上昇した。成都の世界イノベーション指数の順位は今年、24位まで上昇し、上半期の文化クリエイティブ産業の生産額が域内総生産に占める割合は11.5%となるなど、支柱産業としての地位がより際立つようになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月10日
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