中国初の「ブレイン・マシン・インターフェース研究倫理ガイドライン」が発表

人民網日本語版 2024年02月21日13:49

科学技術部(省)はこのほど、中国初の「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)研究倫理ガイドライン」を発表し、BMI技術の種類、基本原則、一般要求、責任メカニズムなどを明確なものにした。経済日報が伝えた。

米国と中国では最近、BMI臨床埋め込み試験に関する報道がなされている。同時期に中国で発表された「未来産業の革新的発展の推進に関する実施意見」は、未来産業の10のシンボル製品を明らかにし、BMIが入選。これらの情報によりBMIがホットな話題になった。人々はBMIが障がい者に福音をもたらすことに期待している中で、BMIチップがハッカー攻撃の「バックドア」になることを懸念する人も少なくない。

「ガイドライン」はBMI研究の一般要求を明確なものにした。BMI研究は中国の関係法律・法規の規定に合致し、国際的に公認されている倫理規定及び科学共同体が達成した専門的な共通認識と技術規範を遵守することを強調した。

「ガイドライン」はまた禁止事項も定めた。BMI研究による違法活動、他者の合法的な権益の侵害、社会的安定の破壊をしてはならない。BMIの実質的な効果と一致しない虚偽の広告や情報の発信をしてはならない。

「ガイドライン」はBMIの主な用語を明確に定義し、異なるタイプのBMI研究のリスク予想を行い、各自に的を絞った規範細則を定めたほか、同「ガイドライン」は「定期的に評価、適時修正」とした。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年2月21日

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