このほど「ネイチャー」誌に発表された新たな研究は、新型コロナウイルスの感染により、脳の灰白質の減少や脳組織の損傷を招く可能性があるばかりか、脳の集中力や物事をまとめる能力をつかさどる「実行機能」が低下する可能性もあるとしている。英オックスフォード大学の研究者は、新型コロナウイルスは脳の認知機能の老化を1歳から10歳ほど早めるのに相当する損傷を与えるとしている。これらの損傷は時間の経過とともに脳が自己回復していくとみられているが、どれほどのレベルまで回復するのかは、現時点では明らかにされていない。(編集TG)
「人民網日本語版」2022年3月9日