中国の2023年における修士課程入学者数は114万人以上

人民網日本語版 2024年03月04日16:04

中国教育部(省)は今月1日に開いた記者会見において、2023年の中国全土の教育事業の発展状況について説明。2023年における中国全土の大学院の入学者数は前年比4.76%増の130万1700人だった。うち、博士課程が前年比10.29%増の15万3300人、修士課程が同比4.07%増の 114万8400人だった。大学院の在籍学生数は前年比6.28%増の388万2900人だった。うち、博士課程が前年比10.14%増の61万2500人、修士課程が同比5.59%増の327万500人だった。

2023年、中国全土にある各級学校は前年比で2万200校少ない(3.9%減)49万8300校だった。各級各種の学歴が認められる教育を実施する学校の在校生は前年比で151万2600人少ない(0.52%減)2億9100万人だった。専任教師は前年比で11万4200人多い(0.6%増)1891万7800人だった。

大学院における人材育成規模が安定して拡大中

新工学系、新医学系、新農業系、新文系の学科建設推進を継続

教育部発展企画司の郭鵬司長は記者会見で、「近年、大学院生、特に博士課程で学ぶ大学院生の割合が高まり続けており、経済の質の高い発展に、ハイレベル人材という面から下支えを提供し続けている」と説明した。

そして、「ハイレベル人材育成構造を最適化し続けていく必要がある。学位のタイプという観点から見ると、学術イノベーション型人材や実践イノベーション型人材を分類して発展させるスタイルを推進し続け、専門職学位の大学院生募集規模を拡大し、工学・技術の分野のハイレベル応用型リーディング人材育成を強化しなければならない。2023年、専門職学位の大学院生募集の割合はおよそ60%となった。学科構造を見ると、新たなテクノロジー革命や産業変革に直面していることで、人材育成の面でも新たな要求が生じており、高等教育機関は学科構造を最適化し、STEM人材育成を強化し、テクノロジーイノベーション人材育成を加速するようリードしなければならない。理工系、農業系、医学系を見ると、2023年における修士課程では新入生募集規模の60%、博士課程では新入生募集規模の80%以上を占めた。また、カギとなる分野の戦略的テクノロジー人材のストックを今後も強化し続けなければならない。その他、基礎学科や国が緊急に必要としている分野の大学院生育成規模を拡大しなければならない」との見方をした。

教育部高等教育司の高東鋒副司長は、「今後、教育強国建設計画の綱要に照準を合わせ、新工学系、新医学系、新農業系、新文系の学科の開設を引き続き推進し、『人工知能(AI)+教育』という新たなエコシステム構築を加速させ、ずば抜けたイノベーション人材に対する自主的育成の質を高めることに力を入れ、『ボトルネック』を含む問題を解決するべく、人材保障を提供する」方針であることを説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月4日

注目フォトニュース

関連記事