中国の5G網は世界最大規模 グリーンアンテナ技術が12%の節電に貢献
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広州のある通信機器企業では、技術者たちが新開発の5Gアンテナの生産工程の最適化について話し合っていた。5G時代に入り、同社はアンテナの新製品を毎年20-30種類打ち出している。
研究開発(R&D)担当者によると、5G基地局が必要とする電力は従来と比べて多少増加したが、同社のグリーンアンテナ技術により、同じカバレッジで基地局の実際の消費電力量を12%以上削減することができる。
しかし、新製品の完成当初は、新たな設計による様々な問題が露呈する。本格的な量産前に問題を特定し解決するためには、小規模な試験的生産時に新製品の性能をテストする必要がある。
パイロットテストのニーズ急増に応えるため、5Gネットワークの本格的商用化の2年前となる2017年、中国信息通信研究院は北京の亦荘に、アンテナテストを最速約5分で完了できる実験所を建設した。中国には同規模の実験所が10ヶ所ほどあるという。
アンテナのパイロットテストは、5Gネットワーク・イノベーションのシステムエンジニアリングの一部に過ぎない。すでに中国は世界最大規模かつ技術的にリードする5Gネットワークを完成させており、5G基地局の総数は338万に達している。
専門家によると、近年、中国の製造業はパイロットテストを推し進め続けてきたが、全体的に見るとパイロットテストへの注力はまだ十分ではない。現在、一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)のうち、研究・テストを実施している企業は37.3%に過ぎない。
この問題に対して、今年、工業情報化部(省)と国家発展改革委員会は新たに通達した「製造業におけるパイロットテストの革新的な発展の実施意見」で、現代的なパイロットテスト能力を構築し、パイロットテストサービス・プラットフォームシステムを整備し、パイロットテストのハードウェア・ソフトウェア産業の発展を加速し、パイロットテストの発展環境を最適化して、新型の工業化の実現加速を力強く支える方針を打ち出した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年3月13日
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