菜の花を眺めながら「火鍋」を味わおう!
菜の花や桜の花が見ごろを迎え、多くの人が花見に出かける季節となっている。データによると、今年3月の花見旅行の人気度は前年同期比で3倍以上に達し、春の旅行市場の注目ポイントとなっている。人気の旅行先を見ると、江西省婺源県や西蔵(チベット)自治区林芝(ニンティ)市、浙江省杭州市などが人気となっている。
四川省成都崇州市では、約2万ヘクタールの菜の花畑が見ごろを迎えている。見渡す限りの黄色い菜の花に覆われた花畑の中に、火鍋を食べたり、土産を買ったりでできるテントが設置されている。訪れた観光客は花畑の中で火鍋を食べながら、春を満喫することができる。火鍋の値段は1人当たり約100元(1元は約20.5円)で、1週間前に予約しておく必要がある店もある。ある火鍋店の経営者は「ここ5日は大繁盛で、夜は満員御礼。売上は約50万元に達すると見ている」とした。
「花の都」と呼ばれる広東省広州市では今、キワタの花やムクナの花、ハナズオウの花、モモの花、桜の花、チューリップなどが咲き誇り、それらの「競演」を楽しむことができる。なかでも中山紀念堂や越秀公園、珠江公園、天河公園、石門国家森林公園などが人気の花見スポットとなっている。江蘇省と浙江省を見ると、南京市の梅花山、揚州市の痩西湖、無錫市の梅園、杭州市の超山など、梅の名所が見ごろを迎え、多くの観光客が訪れている。
今年の春の花見旅行市場は、5日以上の中・長距離旅行、3日以内の短距離旅行が人気であるなど、長距離旅行と短距離旅行の両方が好調となっている。旅行サイト・去哪児のデータによると、花見旅行の主力は90後(1990年代生まれ)で、親や子供を連れて、車で、またはグループ旅行で花見に行くケースが多くなっている。
今年の春、花を鑑賞しに海外旅行に出かける人も多くなっている。以前から人気の高い日本の桜のほか、3-4月にオランダにチューリップを見に行く旅行や、バラ祭り開催に合わせて5月末からブルガリアに向かうグループ旅行やカスタマイズツアーも人気を集めている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年3月14日
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