「成都市CO2排出量ピークアウト実施案」が発表 10大行動実施へ

人民網日本語版 2024年03月22日13:22

四川省成都市発展・改革委員会が21日、「ダブル炭素(CO2排出量ピークアウト・カーボンニュートラル)の目標に焦点を当て、『成都市CO2排出量ピークアウト実施案』を発表した。中ではCO2排出量ピークアウト10大行動を打ち出し、各分野のグリーン・低炭素な発展方向、主要目標、重点任務を明確化することにより、CO2排出量ピークアウトを力強く秩序正しく効果的に行うよう保証する」と明らかにした。成都商報が伝えた。

同実施案は全体目標を明確化した。第14次五カ年計画(2021−25年)期間に市全体の経済のグリーン・低炭素で循環型な発展水準を効果的に向上させ、エネルギー消費構造の最適化で重要なブレイクスルーを達成し、石炭消費の割合を持続的に低下させ、グリーンエネルギーを中心とする新型電力システムの構築を加速させる。グリーン・低炭素な技術の研究開発と浸透で新たな進展を迎え、重点業界のエネルギー利用効率を大幅に向上させ、グリーンなライフスタイルを効果的に推進し、グリーン・低炭素な循環型の発展に有利な政策体制をさらに整備していく。25年までに非化石エネルギーの消費の割合を42%前後に向上させ、単位GDP当たりエネルギー消費量を20年比で14%削減し、単位GDP当たりCO2排出量を20年比で20%削減する。グリーン・低炭素を都市のシンボリックなブランドにし、CO2排出量ピークアウトの実現に向けて着実な基礎を固める。

第15次五カ年計画(2026−30年)期間に産業構造の最適化・高度化で大きな進展を遂げ、グリーン・低炭素な産業の競争力で全国の上位に位置し、カーボンニュートラルの重要中核技術で中国の先進レベルに達し、クリーン・低炭素、安全で効率的なエネルギー体制を初期的に構築する。条件を備える工業分野重点業界企業が国家エネルギー効率のベンチマークレベルを達成し、グリーン・低炭素が都市生活のトレンドになり、グリーン・低炭素な循環型の発展政策体制がほぼ健全なものになる。30年までに非化石エネルギー消費の割合を45%前後に向上させ、予定通りCO2排出量ピークアウトの目標を達成する。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年3月22日

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