ボアオ・アジアフォーラムで感じる中国市場の魅力
ボアオ・アジアフォーラムが26日に発表した「アジアの経済見通しおよび一体化プロセス2024年度報告」の中で、中国は引き続き世界の経済成長への主要貢献国になり、極めて大規模な市場が世界に巨大な利益をもたらすとの見方を示した。
2023年の中国の実行ベース外資導入額は減少したが、多くのフォーラム参加者は、「中国の外資導入規模は引き続き歴史的に高い水準にあり、中国には外資を誘致する数多くの優位性が引き続き備わる」としている。
北京大学国家発展研究院の林毅夫名誉院長は、「外資導入データの変動の裏には、世界の経済成長ペースが鈍化し、世界の外資系企業の直接投資が全体として減少したことによる影響がある上、外資系企業の投資が労働集約型産業からハイテク産業へと高度化したという構造的な変化もある」と述べた。
商務部(省)のまとめた最新のデータによれば、今年1-2月には、中国のハイテク産業の外資導入額は714億4000万元(1元は約21.0円)に上り、実行ベース外資導入額に占める割合は33.2%だった。そのうちハイテク製造業は前年同期比10.1%増の282億7000万元だった。
林氏は、「中国は引き続き世界の発展の主要な原動力であり、世界の経済成長に対する毎年の貢献度は30%前後になると期待される」と述べた。
中国には超大規模な市場と大量の人材が備わり、電気自動車、リチウムイオン電池、太陽光発電製品などの業界は目を引く動きを見せ、デジタル経済は中国の経済成長に新たな原動力を提供している。今年の同フォーラム年次総会では、中国内外からの参加者が中国の産業発展における新たな注目点や新たなトレンドに次々に言及し、中国がこれからも世界の経済成長の「バラスト」、「安定化装置」であり続けるとの見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年3月28日
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