メーデー連休旅行市場の中心は若者 00後はどこへ行きたい?

人民網日本語版 2024年04月30日11:05

「メーデー」(5月1日)連休が近づき、多くの人が旅行プランを練る時期になった。このほど北京で発表された報告書「夸克(クオーク)データ解読:2024年若者旅行の新トレンド」によると、今年第1四半期(1-3月)には、夸克の検索エンジンにおけるユーザーの旅行関連の検索ニーズが前年同期比で40%増加し、そのうち18-35歳の若い世代が75%を占めた。

報告のスクリーンショット

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多くのオンライン・トラベル・エージェント(OTA)のまとめたデータからも、大学生(18-22歳)をはじめとする00後(2000年代生まれ)の若年観光客が旅行市場の中心になったことがうかがえる。携程旅行網が提供した最新のデータを例にすると、今年のメーデー連休には、00後の大学生の動きが引き続き活発で、旅行予約件数で00後の占める割合が前年同期比20%増の31%に達している。

携程のデータによると、淄博(シハク)や哈爾浜(ハルビン)、天水や開封などの都市や、ネットで人気の坂道からフェリーが見える大連港東五街、ある歌の歌詞からネタ的に「成都のディズニーランド」として話題になった成都の健康器具のある広場など、人気の観光都市やスポットではどこでも大学生の姿を見かける。携程のデータによると、今年のメーデー連休に00後の間で人気の旅行先は順に、重慶、上海、武漢、北京、南京、天津、西安、長沙、成都、青島となっている。

注目されるのは、これまでの旅行では観光スポットに行くことが重視されたのと異なり、今は興味・関心が若者の旅行に出かけるときの主な動機になったことだ。コンサート、音楽フェスティバル、漫画展などはどれも若者の「思い立ったが吉日」式旅行の理由になる。中国伝媒大学文化産業管理学院の熊海峰准教授によると、「音楽+旅行」、「公演+旅行」、「展示会+旅行」、「競技イベント+旅行」など各種の融合型・新業態の文化娯楽旅行活動が、若者の旅行に出かける重要な理由になりつつあるという。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年4月30日

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