海のシルクロードを航海した「福船」の最大規模復元船 マレーシアのマラッカで交流イベント

人民網日本語版 2024年05月07日15:35
海のシルクロードを航海した「福船」の最大規模復元船 マレーシアのマラッカで交流イベント
マラッカ海峡の港に停泊する復元木造帆船「福寧」号。ひときわ目立つ船首にデザインされた「獅虎獣像」(撮影・陳悦)。

福建省の沿海地域で建造され、海のシルクロードを航海していた遠洋航海用の木造帆船「福船」。その技術を用いて復元された最大規模の木造帆船「福寧」号が5月1日からマレーシアのマラッカ州に停泊し、交流イベントを展開している。5日には同州のモハマド州長が同船を見学した。中国新聞網が伝えた。

「福寧」号がマラッカに到着してからというもの、同船は現地各界の人々の注目を集めている。「福寧」号が到着した日には、マラッカ州による歓迎イベントが開かれたほか、マラッカ州観光促進局と「福寧」号側は、互いに記念品を贈り合った。観光促進局の関係者は、「福寧号の到来により、マレーシアと中国の民間交流がより一層促進され、より多くの中国の人々がマラッカを理解し、より多くの中国人観光客にマラッカを訪れて欲しい」とした。

「福寧」号は全長41.6メートル、幅12メートル、メインマストの高さは28メートルで、「水密区画福船建造技術」を用いて建造されている。この技術は2010年、ユネスコの「急ぎ保護を必要とする無形文化遺産リスト」に組み入れられた。(編集TG)

「人民網日本語版」2024年5月7日

注目フォトニュース

関連記事