海南省の職業学校の学生が「得意技」を披露 伝統的文化とトレンドの融合も
黎族や苗族の文化の要素が組み込まれたオシャレなファッションに身を包んだ学生(撮影・張茜翼)。
海南省第10回職業教育活動ウィークが14日午後、同省海口市でスタートした。「手に職があれば一生悩みなし」をテーマに、海南省の中等職業学校及び高等職業院校数十校の学生が、ジャムアートやカクテル作り、ネイル、抜罐(カッピング)・刮痧(カッサ)を披露したほか、ロボットデザインや自動制御システムなどの作品も展示するなど、その「得意技」を披露している。中国新聞網が報じた。
フルーツカービングを披露する学生(撮影・張茜翼)。
イベント会場では、若い学生の手により、無形文化遺産の要素が斬新なスタイルへと変身を遂げていた。例えば、黎(リー)族や苗(ミャオ)族の文化の要素を取り入れたオシャレなファッションに身を包んだ学生のショーを見ることができるほか、黎族の伝統的な刺繍の黎錦の要素を取り入れた文化クリエイティブグッズが数多く並べられ、多くの来場者がそのユニークなアイデアに目を丸くしていた。
設計したロボットを披露する学生(撮影・張茜翼)。
海南職業技術学院の展示エリアでは、学生が、玉に模様を彫刻したり、宝石や玉の鑑定をしたりしており、たくさんの人が集まっていた。同学院のジュエリー学科の何志方主任によると、ジュエリー業界は発展の見通しが明るく、「現在、当校は海南省のジュエリー企業と共同で、実践訓練室を設置しており、学生は在学中にオファーを受けている。ジュエリー学科の卒業生の就職率は近年、99%以上に達している。インターンシップや雇用の面で、卒業生は引っ張りだこになっている」とした。
海南省教育庁によると、同省は近年、現代職業教育体系整備を加速させており、海南省の中等職業学校は、16の学問分野の131学科を開設している。また、高等職業院校は19の学問分野の169学科を設置しており、海南自由貿易港建設に大量の応用型人材を送り込んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年5月16日
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