陝西省を走る中国で最も短い2両編成の列車
人民網日本語版 2024年05月23日14:38
陝西省安康市と漢中市を結ぶ旅客列車4901/4902号は、嘉陵江や漢江に沿って走る。最も短い2両編成(先頭の動力車を除く)のため、沿線の住民からは親しみを込めて「ヌンチャク」と呼ばれている。
2022年4月に運行が始まったこの列車は、漢陰駅や石泉県駅など7駅に停まり、往復480キロ、所要時間は6時間44分だ。
なぜたったの2両編成なのだろうか?この鈍行列車は沿線の住民の「足」代わりとなっており、鉄道当局は利用状況によって、車両の編成を調整している。通常は4両編成で、利用者が少ない場合は2両編成に調整しているのだという。
最も短い2両編成のこの列車は料金もお得で最高で32.5元(1元は約21.6円)、最安で6元となっている。秦巴山区の住民は、この列車に乗って漢中駅まで行き、陝西省西安市と四川省成都市を結ぶ西成高速鉄道に乗り換えて、西安や成都に向かうことができるほか、安康駅で湖北省襄陽市と重慶市を結ぶ襄渝鉄道に乗り換えて、十堰や襄陽に向かうこともでき、とても便利だ。
この列車に乗ると、その車窓からは、木々が青々と茂る山やのどかな農村の景色など、次々と変わる景色を楽しむことができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年5月23日
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