「2024博士課程の大学院生IN瀋陽」が開幕 卒業予定の大学院生6860人が参加

人民網日本語版 2024年05月31日11:02

遼寧省瀋陽市鉄西区にある中国工業博物館で5月30日、博士課程を今年卒業する大学院生を対象にしたイベント「2024博士課程の大学院生IN瀋陽」が開幕。博物館は若さ溢れる学生たちの楽しげな声や笑い声が響いていた。人民網が報じた。

「2024博士課程の大学院生IN瀋陽」の開幕セレモニーの様子(撮影・邱宇哲)。

「2024博士課程の大学院生IN瀋陽」の開幕セレモニーの様子(撮影・邱宇哲)。

瀋陽市が昨年に続いて開催している同イベントには、博士課程で学ぶ大学院生6860人が参加を申し込んでおり、その数は昨年の5倍となっている。これらの大学院生は中国の192都市にある大学に通っており、北京市の大学に通っている大学院生だけでも1326人に達している。その他、ケンブリッジ大学やニューヨーク大学など、海外の大学約200校に通う大学院生426人も参加を申し込んでいる。

瀋陽市は今回、大連市や遼寧省の各地級市(省と県の中間にある行政単位)、吉林省長春市、黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市、内蒙古(内モンゴル)自治区呼和浩特(フフホト)市などと協力し、8200ポストの雇用を準備している。

イベント会場のブース前で説明を聞く大学院生(撮影・邱宇哲)。

イベント会場のブース前で説明を聞く大学院生(撮影・邱宇哲)。

中国各都市が人材誘致・インテリジェンス導入関連の政策を続々と打ち出しているのを背景に、瀋陽市もその強力な人材誘致力を発揮している。例えば、博士課程で学ぶ大学院生を含む優秀な人材を対象に、同市は全周期支援政策を打ち出している。今年博士課程を卒業する大学院生が企業・事業機関に就職する場合、3年連続で月2500元(1元は約21.7円)の生活補助手当や1軒目の住宅を購入する場合の補助金7万元など、総額16万元の補助金を支給する。起業の意向がある大学院生の場合、最高400万元の利子手当を提供する。

シンガポール国立大学の博士課程に通う大学院生・尚雲舒さんは、「私は機械を専攻している。瀋陽市の製造業は基礎が強固。きっとここでピッタリの仕事を見つけることができると思う」とした。 (編集KN)

「人民網日本語版」2024年5月31日

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