コンテナが「移動式スマート植物工場」に変身　四川省成都

「移動式スマート植物工場」を見学する人々（撮影・張浪）。

四川省成都市温江区にある「移動式スマート植物工場」を5月30日に取材した。コンテナを改造して作られたこれらの「工場」は、コンテナ1つあたりの面積が27平方メートルで、異なるニーズに応じて異なる環境に移動させることができる。LED光源や養液栽培、スマート環境制御などの関連技術を用いて、葉物野菜やスプラウト、苗木、ナス科の野菜、花など各品種の栽培ニーズに対応し、単位当たり面積の収穫量は、普通の畑の約30倍に達する。中国新聞網が伝えた。

四川中農億享農業科技有限公司で生産・技術を担当する葉丹さんは、「『移動式スマート植物工場』は、その名の通り、『移動可能』で、異なるニーズに応じて、必要とされる場所に設置することができる。研究機関や都市コミュニティ、国境警備施設、船舶、石油探査プラットフォームなどの場所で利用できる」としている。（編集KM）

「人民網日本語版」2024年5月31日