ショウドウツバメの住処が守られることに 北京市

人民網日本語版 2024年07月03日15:10

北京市を流れる川・永定河の治水工事がショウドウツバメを保護するために一時中断されているというニュースが6月末にメディアを通じて報じられた。そのニュースがここ数日、各界の注目を集め、多方面で調整された結果、北京最大のショウドウツバメの生息地であるその場所が長期にわたって保存されることがこのほど決まった。

永定河の川辺の土の斜面に作られた200個以上のツバメの巣(写真提供・大興区園林緑化局)。

永定河の川辺の土の斜面に作られた200個以上のツバメの巣(写真提供・大興区園林緑化局)。

北京市園林緑化局の関係責任者によると、「永定河に数年前から水が流れるようになってから、ショウドウツバメが川辺で巣を作って、繁殖するようになった。そのことは、生態環境が改善していることを、側面から裏付けている。ショウドウツバメはすでに大興区を代表する生物の一つとなっている」という。北京市は今後、ショウドウツバメの生息地を保護すると同時に、人的関与を減らし、ショウドウツバメが安心して巣作りができる環境を整える計画だ。

ヒナにエサを運ぶショウドウツバメ(撮影・高松茂)。

ヒナにエサを運ぶショウドウツバメ(撮影・高松茂)。

また、北京市は永定河の川辺に自然教育基地を設置し、バードウォッチングをメインとするエコツーリズム産業を構築し、地域の経済発展を牽引したい考えだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年7月3日

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