韓国の四川旅行ブームに火をつけたパンダ「福宝」
韓国の四川旅行ブームに火をつけたパンダ「福宝」
「たくさんの韓国人が『福宝(フーバオ)』はどんな風に暮らしているのか関心があるが、ここに来て『福宝』が元気に過ごしているのを見て安心した」。このほど、韓国生まれで中国に返還されたジャイアントパンダ「福宝」の住居を実地視察した韓国釜山市観光協会の崔溥林副会長はこのように絶賛した。新華社が伝えた。
駐ソウル中国観光事務所と四川省文化・観光庁が共催した2024「ニーハオ!中国・天府四川」韓国旅行業者体験イベントが、6月下旬に四川省で行われた。韓国のソウルと釜山の旅行業者が招待を受けて四川を訪問し、四川の文化資源と観光資源を実地視察し、現地の観光当局や観光産業関係者と交流した。
韓国の旅行業者が一番最初に立ち寄るのは「福宝」のいる中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥龍神樹坪基地だ。「福宝」は韓国で生まれた初めてのパンダで、2020年7月の誕生以来、中韓両国の人々に注目され、非常に愛されてきた。今年4月3日に中国に返還され、2ヶ月余りの隔離検疫・適応期間の後、6月12日から一般公開されている。
韓国側の旅行会社の李俊泳さんは、「現在、当社はすでに『福宝』がテーマの観光ルートを打ち出しており、今回の視察の後で顧客の年齢層に応じて商品を最適化し細かく調整する」と述べた。
最近、中国のビザ免除措置国がますます広がり、外国人観光客の間で中国旅行熱が高まるにつれ、中国は訪中外国人のために便利な決済を促進する複数の措置を打ち出し、外国人はよりスムーズに決済ができるようになった。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の「星星産房」と名付けられた記念品販売エリアでは、韓国の旅行業者の間で人気パンダ「花花」のぬいぐるみを選んでQRコード決済する人もいれば、現金で飲み物や記念品を買う人もいて、買い物が非常に便利でスピーディになったことがわかる。
今年に入ってから、韓国で中国旅行ニーズが大幅に増加した。携程旅行網のデータによると、5月以降、成都のインバウンドの観光予約は前年同期比130%増加し、成長率は中国国内6位だった。そのうち韓国からの観光客の占める割合は3位となっている。
多くの韓国人観光客が「福宝」がいたから四川省に関心を持つようになったといい、韓国とは違う四川の風土や人情をもっと発見したいとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年7月4日
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