世界初の電力発展指数報告書、中国はアジア1位

人民網日本語版 2024年07月15日11:21

グローバル・エネルギー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)はこのほど、世界初の電力発展指数報告書を発表した。報告書は世界各国の電力発展の現状及び未来の傾向を全面的に評価し、各国の政府・エネルギー企業に科学的意思決定の根拠を提供している。うち中国の電力発展が目覚ましい成果を上げた。科技日報が伝えた。

報告書は6大陸の100ヶ国を選定し指数計算・評価を行った。選定された国々の電力消費は世界の97%以上を占める。地域別に見ると、欧州の電力発展の総合得点が最も高く、アフリカが相対的に低かった。報告書は供給保障、消費サービス、グリーン・低炭素、技術イノベーションの4つの次元から、世界の各地域及び主要国の電力発展水準を科学的に評価し、異なる地域の代表的な100ヶ国のの電力発展総合指数と各次元の特定指数の計算と順位付けを行った。中国の電力発展指数の総合得点は90.8点で、アジア34ヶ国の電力発展指数ランキングで1位に立ち、世界では7位となった。

報告書によると、世界の電力発展は、とりわけ再生可能エネルギー分野において、過去10年で大きく進展した。2023年末現在、世界の再生可能エネルギー発電量が総発電量に占める割合は30%に達した。うち風力・太陽光発電の成長率が最も高く、年平均成長率が12%以上となっている。電力消費側を見ると、世界の電気化は現在、グリーン化・低炭素化を特徴とする発展加速の新たな段階に入っている。今後3年間の世界の電力需要の年平均成長率は3.3%を超え、エネルギー消費の成長率を大幅に上回る見込みだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年7月15日

注目フォトニュース

関連記事