中欧班列が今年累計1万本運行 外交部「発展のチャンス満載した『黄金の列車』」
外交部(外務省)の16日の定例記者会見で、林剣報道官が国際定期貨物列車「中欧班列」に関する質問に答えた。
【記者】報道によると、今年1万本目の中欧班列がこのほど武漢を出発し、昨年より19日早く累計運行本数1万本を達成した。この列車は10日余りでドイツに到着する予定で、運行時間は通常の便より約30%短縮される。これについてコメントは。
【林報道官】今年に入り、中欧班列はすでに累計1万本運行され、発送貨物は100万TEUを超え、前年同期比11%増加した。西・中・東の3つの主要輸送ルートの運行数は前年同期比それぞれ13%、20%、5%増加した。南ルートの累計運行数は前年同期比16倍になり、産業・サプライチェーンの安定性を保証し、中国・欧州間の経済・貿易関係の促進に新たな弾みをつけた。
中欧班列は山と海を越える「鉄のキャラバン」であり、発展のチャンスを満載した「黄金の列車」でもある。現在、中欧班列は欧州25ヶ国・224都市に通じ、アジア11ヶ国・100都市以上を結んでいる。沿線地域には、多くの国際貿易やサプライチェーン・サービスなどの企業が根を下ろしている。さらに中欧班列は、スピーディで良質、安全で安定した輸送という強みを活かし、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設のシンボル的な存在となっている。
今では、中欧班列が輸送する貨物の品目は53カテゴリー、5万種類余りに達している。全行程のダイヤでは、中欧班列の運行本数は毎週17本に増えている。これにより、ますます多くの「中国の良品」が、より速いスピード、より安い運賃で外国に輸送されるようになっただけでなく、各地の企業が中国市場に参入するための新たな貿易ルートも切り開かれた。
中欧班列はユーラシア大陸を横断し、沿線地域の無数の家庭に恩恵をもたらしている。将来に向けて、中欧班列は引き続き互恵的に相互接続し、世界を結びつけ、より高い品質、より良い効果、より安全という方向へと発展していくだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月17日
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