外交部「厳しさ増す中東情勢、国際社会はより一層の事態緩和努力を」

人民網日本語版 2024年08月02日15:14
外交部「厳しさ増す中東情勢、国際社会はより一層の事態緩和努力を」

外交部(外務省)の1日の定例記者会見で、林剣報道官が中東情勢に関する質問に答えた。

【記者】ハマスの指導者・ハニーヤ氏の暗殺は、中東和平に向けた中国の努力にどのような影響を与えるか。中国の仲介で先般調印された「北京宣言」への影響はあるか。また、中東情勢は複雑さを増しているが、これによって中東地域の安全・安定・平和の実現に向けた中国の努力が妨げられ、または弱められることはあるか。

【林報道官】中国はこの事件について、すでに立場を表明した。我々は、暗殺行為に断固として反対し、これを強く非難するとともに、この事件が地域情勢のさらなる激動を招く可能性を深く憂慮している。ガザ地区における包括的かつ恒久的な停戦を早急に実現して、紛争と対立のさらなるエスカレーションを回避すべきだ。

中国は、一貫してパレスチナ内部の和解を支持しており、その実現がパレスチナ問題の解決及び中東の平和と安定の実現を後押しする重要な一歩であると考えている。中国は、「北京宣言」合意のためにパレスチナ各勢力が払った努力に称賛の意を表すとともに、パレスチナ各勢力が和解を基礎に、一日も早くパレスチナの独立した建国を実現することを真摯に願い、このために関係各方面と共に引き続きたゆまず努力していく。

中東情勢が厳しさを増すほど、国際社会はより一層事態の緩和に努力し、紛争の沈静化を後押しするべきだ。中国は常に中東地域の平和・安定維持に尽力し、外国の干渉に反対している。我々は、中東地域の長期的な安定と平和の促進のために、関係各方面と共にたゆまず努力していきたい。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年8月2日

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