デジタル化の波に乗って中国とアセアン諸国間の越境ECが急速に発展

PRイベントの始動セレモニーの様子（写真提供・イベント主催者）。

デジタル化の波に乗るECには現在、未曾有の発展のチャンスが到来している。9月24日、中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）加盟国の「シルクロード（越境）EC開放協力」をテーマにしたPRイベントが、広西壮（チワン）族自治区南寧市で開催された。メイン会場とサブ会場が設置され、中国とアセアン加盟国の越境ECの分野のマッチングプラットフォームとなった。

会場に設置された新疆の特産品展示エリア（写真提供・イベント主催者）。

ベトナムが主賓国となり、新疆維吾爾（ウイグル）自治区が主賓省・区だった今回の特別PRイベントは、「デジタル貿易によりアセアン加盟国の商品購入がより便利に」というテーマに沿って、「『シルクロードEC』特別プロモーション」と、「『シルクロードEC』開放協力」という2大セクションが設置された。

広西壮族自治区の展示エリア（写真提供・イベント主催者）。

中国の省（自治区、直轄市）では唯一、アセアン諸国と陸と海で繋がっている広西壮族自治区は、中国がアセアンを対象に開放し、協力を進める上で最前線の窓口となっている。そのため、アセアン加盟国は、24年連続で、同自治区の最大の貿易パートナーとなっており、越境ECが急速に発展している。今年1-8月期、同自治区の越境ECによる輸出入は前年比で39.4％増だった。うち、同自治区の対タイと対ベトナムの越境ECはそれぞれ96.2％増と57.1％増だった。

消費者の間で人気を集めたベトナムの特産品（写真提供・イベント主催者）。

（編集KN）

「人民網日本語版」2024年9月26日