スマート溶接ロボットで作業効率が30%向上

人民網日本語版 2024年09月26日15:49

10台のスマート溶接ロボットがこのほど、深セン湾スーパー本部拠点Cタワープロジェクトで同時に溶接を開始した。科技日報が伝えた。

鉄骨構造の建築物の施工では、溶接はプロジェクトの品質に関わる非常に重要な工程だ。溶接工の技能と経験に影響され、溶接工程で品質が不安定になりがちだ。

中建五局Cタワープロジェクトチーフエンジニアの単宏偉氏は、「われわれのプロジェクトで使用している溶接ロボットは、高精度のラインレーザーセンサーを搭載している。溶接の開先を自動で識別でき、誤差を1mm内に制御でき、溶接の接点が非常に整然としている」と述べた。

今回使用しているフレキシブル溶接ロボットは、中建鋼構股份有限公司が研究開発した。同ロボットを使用後の作業効率は使用前より約30%向上し、一発合格率は99.5%に向上した。また従来の溶接技術と比べ約20%の省エネ・排出削減を実現できる。

プロジェクトは現在、15台の異なるタイプの溶接、錆取りロボットを使用している。これらのロボットは主に約7000トンの鉄骨部材の現場での溶接任務に用いられる。これらの部材はプロジェクトの柱部材の約90%を占める。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年9月26日

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