石炭直接液化プロジェクト、新疆哈密で着工

人民網日本語版 2024年10月09日15:28

国家エネルギー集団によると、中国が独自に研究開発し独自の知的財産権を持つ石炭直接液化第2世代技術プロジェクトが8日、新疆維吾爾(ウイグル)自治区哈密(ハミ)市で正式に着工した。これは中国で技術が最先端で、規模が最大の石炭直接液化プロジェクトだ。

プロジェクトは稼働開始後、毎年400万トンの石炭液化製品を生産できる。うち石炭直接液化生産ラインの年間生産量は320万トンで、石炭間接液化生産ラインの年間生産量は80万トン。

世界的には、石炭液化には直接液化と間接液化の2種類の方法がある。2008年には世界初の100万トン級石炭直接液化商用工場が内蒙古(内モンゴル)自治区鄂爾多斯(オルドス)市で完成し、稼働開始した。中国は世界唯一の100万トン級石炭直接液化重要技術を確立した国になった。同技術は鄂爾多斯での応用成功後、製造プロセスの最適化及び設備改良などを経て、中国初の第2世代直接液化技術プロセスを形成し、今回着工した年間400万トンの石炭液化プロジェクトで応用される。

国家エネルギー集団哈密エネルギー化工公司の施工プロジェクト現場責任者の周鑫氏は、「プロジェクトの第1段階は2027年末に完成し、稼働開始する予定だ。完成後には直接雇用を5500人分、間接雇用を3万人分近く創出でき、年間の工業付加価値額314億元(1元は約21.0円)を実現し、周辺地域の産業インキュベーション能力を極めて大きく高めることができる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年10月9日

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