iPhone15の中国での売上は従来機種に及ばず ファーウェイが首位に
分析機関がこのほど発表した最新の報告によると、華為(ファーウェイ)技術有限公司をはじめとするライバルの勃興と需要の伸び悩みで、アップルが発売したスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の最新モデル「iPhon15(アイフォーン15)」は、中国での売り上げが前世代の機種に及ばないことが分かった。
米ニュース放送局のCNBCが現地時間の16日の報道によると、金融サービス会社のジェフリーズグループのアナリストは、「中国のスマホ販売量が前年同期比プラス成長を見せているのは、主にファーウェイ、小米(シャオミ)、栄耀(HONOR)をはじめとするデバイスの2桁成長によるものだ。逆にアップルのiPhoneは2桁の大幅なマイナスとなった上、15シリーズを打ち出してから、前年同期比の売り上げはずっとマイナスの状態が続いている。その結果、ファーウェイがアップルを追い抜き、市場シェア1位になった」と述べた。
市場調査会社の米カウンターポイントリサーチは先にブルームバーグ社に提供した未公開データを踏まえて、「アップルの今回のフラッグシップスマホは発売後17日間の売り上げがiPhone14(アイフォーン14)を4.5%下回るだろう」と予測した。
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ジェフリーズの予測では、ファーウェイは「Mate 60 Pro(メイト60プロ)」の予想外の登場に力を得る形で、中国での総合的な売り上げがアップルを抜いた。アナリストは、「こうした流れからわかるのは、アイフォーンが来年はファーウェイに負けるだろうということだ。私たちは、中国ニーズの伸び悩みにより、最終的に2023年のアイフォーン15の世界出荷量は予想を下回るものになると予想する」との見方を示した。
カウンターポイントの予測では、今年だけでファーウェイはMate 60 Proを500万-600万台出荷し、この数字は24年には1千万台クラスに達するという。
両社の予測報告から、アップルが潜在的なダメージに直面していることがわかる。アップルは現在、過去10年間で最も深刻なスマホニーズの冷え込みに対処しようと努力を重ねている。こうした大まかな予測が正しければ、今回はアイフォーンにとって2018年前後以降で、中国において最も不調な新機種発売の一つになるだろう。2018年当時は、OPPOやvivoといった中国現地ブランドがアジアの消費者を取り込み始めた年だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年10月18日
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