内蒙古呼和浩特を訪問したエジプト記者「エジプトで中国語ブーム拡大中」
取材に答えるマーザン・イスラムさん(左)。(撮影・張雪冬)
「一帯一路」(the Belt and Road)青年友好交流プログラム「海外メディアが見る呼和浩特」メディア取材イベントが今月21日、「青城」と呼ばれる内蒙古(内モンゴル)自治区呼和浩特(フフホト)市でスタートし、欧州・アジア、アラブ諸国の19ヶ国の記者21人が同市を訪れた。流ちょうな中国語を話すエジプトの00後(2000年代生まれ)の男性記者マーザン・イスラムさんが注目された。大学で中国語を専攻したというイスラムさんは、中国語を選択した理由について、「今、エジプトでは中国語学習ブームが拡大中で、エジプトで中国語を勉強すれば、就職に有利だから」と話した。人民網が伝えた。
呼和浩特彫刻芸術館でメッセージを書き込むイスラムさん。(撮影・劉芸琳)
イスラムさんは中国の歴史と文化に非常に興味があり、万里の長城をこれまでに2回訪れた。「エジプトにはピラミッドがあり、中国には万里の長城があり、中国の深い歴史と文化は発展の基盤を与えてくれている」。北京、上海、深セン、杭州など多くの中国の都市を訪れており、「中国には多くの文化遺産があり、中国の優れた文化に非常に興味を感じる」。自分で「路夏」という中国名を付けたイスラムさんは、「この名前は以前に見た中国のテレビドラマにちなんで付けたもので、主人公の名前が路夏だった。とても響きの良い名前だと思う」と述べた。
今回初めて内蒙古自治区を訪れたイスラムさんは、呼和浩特に来て非常に新鮮に感じたという。「内蒙古の大草原にずっと憧れていた。敕勒川草原で馬に乗るのは、本当に楽しいし、素晴らしい体験だ」とイスラムさん。呼和浩特市都市展示センターや呼和浩特彫刻芸術館などを訪れた後には、中国語で「こんにちは、呼和浩特!」と心を込めてメッセージを書き込み、呼和浩特への熱い思いを表現した。
呼和浩特市敕勒川草原で乗馬体験をするイスラムさん。(撮影・張雪冬)
イスラムさんは、「今回の取材イベントを通じて、さまざまな国の人に出会い、さまざまな国の思想や文化がここに集まってぶつかりあった。信頼できる報道を通じて、世界に本当の中国を知ってもらいたいと思う」と述べた。
エジプトは「一帯一路」イニシアティブにいち早く参加した国の一つで、中国の包括的・戦略的パートナーでもあり、両国は今年、包括的・戦略的パートナーシップ10周年を迎えた。今年8月末現在、エジプトの28大学で中国語専攻・中国語カリキュラムが設置され、各主要都市に広がっている。アインシャムス大学は1958年に中国語学部を開設し、アラブ諸国とアフリカ諸国で最も早く中国語学部を開設した大学になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年10月29日
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