7日に立冬 「始まり」であり「終わり」

人民網日本語版 2024年11月07日14:58

今月7日午前6時20分、二十四節気の19番目、冬の1番目の節気「立冬」を迎えた。秋から冬への季節の変わり目を迎えている。新華社が報じた。

民俗学者である天津社会科学院の王来華研究員によると、立冬、立春、立夏、立秋は「四立」と呼ばれ、「二至」(夏至・冬至)、「二分」(春分・秋分)を併せて「八節」と呼ばれている。八節はどれも一年において非常に重要な節目の日となる。

立冬を迎えると、暦の上ではこの日から冬に入るものの、気象学的な「冬入り」までにはまだしばらくかかりそうだ。特に中国南方エリアの一部の地域では、「小春日和」になる日もまだありそうだ。

昔、立冬は節気の1つであるだけでなく、重要な祝祭日でもあった。中国の北方エリアの多くの地域では今でも、立冬の日に餃子を食べたり、羊肉を使って煮込んだスープ「羊湯」を飲んだりする習慣がある。また、南方エリアの多くの地域にも魚や肉を食べる習慣がある。

立冬がこれほど重視されているのは、立冬が「始まり」であり、「終わり」でもあるからだ。「始まり」とは、冬が始まることを指す。一方、「終わり」については、「昔の人にとって、『冬』は『終わり』を意味した。なぜなら、冬に入ると万物が休養状態に入り、エネルギーを蓄え始めるからだ」と王研究員は説明している。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年11月7日

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