海外発行の銀聯カード、「アリペイ」「WeChatペイ」との紐付けが可能に
人民網日本語版 2024年11月08日09:58
電子決済システムを運営する「中国銀聯(ユニオンペイ)」の国際業務を扱う「銀聯国際」は今月6日、海外発行の「銀聯カード」が決済アプリ「支付宝(アリペイ)」と完全に連携したことを発表した。また、工商銀行のサポートの下、「微信(WeChat)」の決済サービス「微信支付(WeChatペイ)」でも連携が可能となった。同日から、中国を訪問する外国人は、より多様で、便利で、お得な決済サービスを利用できるようになった。
この革新的な決済スタイルが導入されたことで、中国で旅行したり、働いたり、暮らしたりする外国人には、決済サービスを利用する際に主に以下の3つの利便性が提供されるようになった。
(1)当面の間、海外発行の「銀聯カード」所有者が中国において決済する場合、手数料が無料となる。
(2)オンライン・オフラインの「食、住、交通、遊び、ショッピング、娯楽、医療、学習」の全てのシーンをカバーしており、ユーザースキャン、ストアスキャン、アプリ内課金のいずれの場合も機能を利用できる。
(3)カードを簡単に紐付けすることができる。カード番号、有効期限といった情報を入力し、カード会社側の確認が終わると、銀聯カードとの紐付けが完了する。
現時点で、銀聯カードは83ヶ国・地域で発行されており、発行総数は2億5000万枚を超え、183ヶ国・地域のクロスボーダー決済で利用が可能となっている。「銀聯」は今年、中国を訪問する外国人を対象にした初の特別カード「錦繍中華カード」を打ち出した。同カードを持っている外国人は、さまざまな特典や中国国内店舗での優待などを受けることができ、所有者の間で好評を博している。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年11月8日
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