中国の人型ロボットの市場規模、27億元を超える見込み
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19日、記者は北京市海淀区の清華科技園に設立された北京星動紀元科技有限公司を取材した。少し前に、同社の最新型第6世代人型ロボット「星動STAR1」が河西回廊のゴビ砂漠で走行テストに成功し、人間と一緒にシルクロードを再び歩いた。
同社のパブリックアフェアーズを担当する張亮シニアマネージャーの説明によると、「星動STAR1」は甘粛省玉門市の切り立った断崖などを特徴とする丹霞地形でランニングレースに出場し、人型ロボットとして初めて屋外でのランニングスポーツに参加し、山地、草地、ゴビ砂漠、道路などからなる複雑な地形を走りきった。
「星動STAR1」は両腕をわずかに振ってバランスを保ち、人間のアスリートのように両足を高く上げて走ることができ、カーブやラストスパートの直線ではスピードを調節しながら動き、レース全体を通じて優れた安定性を保ち、速度は3.6m/sに達した。この背後には、同社が独自に開発した「オリジナルロボット大規模AI(人工智能)モデル」と「AIのために定義付けが行われた新しいハードウェアプラットフォーム」による力強いサポートがあった。
北京銀河汎用ロボット有限公司が開発した、薬を受け取ったりハンガーに服を掛けたりすることができる人型ロボット「GALBOT」も大きな注目を集めている。身長1.73メートルの「GALBOT」は、その長い両腕により、立った状態で2.4メートルの高さまで手を伸ばすことができ、人間よりも広い範囲にまで手が届き、操作することができる。同社の朱輝製品ディレクターの説明によると、「GALBOT」は充電するだけで使用でき、バッテリーが不足すると自動で充電エリアに戻り、充電することができる。薬局、スーパーの管理担当者、商品管理担当者などの仕事をこなせるという。
2024世界AI大会で発表された「人型ロボット産業研究報告」は次のように予測した。2024年までに中国の人型ロボットの市場規模は27億6000万元(1元は約21.4円)に達する。29年には750億元に拡大して、グローバル市場で32.7%のシェアを占める見込みだ。35年にはさらに拡大して3000億元に達するものと期待される。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年11月20日
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