スパコン「天河」がBig Data Green Graph500のビックデータ部門で世界トップに

人民網日本語版 2024年11月21日15:22

国防科技大学が開発し、同センターに設置している次世代スパコンシステム「天河」が、新たに発表された国際スパコンランキング「Graph500」のBig Data Green Graph500のビックデータ部門において、6320.24 MTEPS/Wの性能で世界トップに輝いた。新華社が伝えた。

「天河」は、2021年7月に発表された同ランキングの同部門でも首位だった。Graph500は2010年に初めて発表された、スパコンの計算性能を評価する国際的に最も権威あるランキングだ。主に現在ホットなデータ集約型応用に焦点を絞り、人工知能やビッグデータ処理などの評価と測定を行う。スパコンのメモリアクセス及び通信性能を十分に示し、スパコンのデータ処理能力を直接反映している。

グラフ処理はグラフ構造を中核とするデータ処理・分析方法で、複雑なネットワーク、アソシエーションモード、構造化データを研究するための重要ツールとなっている。ビッグデータ分析ニーズの増加に伴い、ググラフ処理はビッグデータ及び人工知能の重要支柱になろうとしている。そのため各国の政府、科学研究機関、テック企業の新たな研究のホットスポットとなっている。

国家スパコン天津センター党組書記で首席科学家の孟祥飛氏は、「今回の世界一は、『天河』の複雑なデータ分析タスクを処理する能力が世界をリードするブレイクスルーを達成したことを示すだけでなく、次世代スマート化技術の発展の促進に向け重要な支えを提供した」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年11月21日

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