室内栽培が可能なキノコ「見手青」が登場
人民網日本語版 2024年11月28日10:12
「見手青」はイグチ科に属し、調理後には美味しい味がする。通常、切断後にインディゴブルーに変わるため、「見手青」と名付けられた。 人民網が伝えた。
人工栽培の「見手青」は良好な成長具合を示している。撮影・程浩
以前は技術的な理由から産業化栽培が実現できなかったが、11月25日、中国全土供給販売合作総社昆明食用菌研究所が選定・育成した新品種「中菌黄見手青1号」が雲南省種子管理ステーションの専門家によって認定され、その後、この品種は産業化人工栽培が実現可能となった。「見手青」の大量生産はもう遠くない。
人工栽培の「見手青」を紹介するスタッフ。撮影・程浩
人工栽培の「見手青」の断面。撮影・程浩
関連スタッフによると、「見手青」の菌床作成から最初のキノコの収穫まで約55日かかり、その後は約10日ごとに収穫でき、1つの菌床から3回収穫できる。さらに重要なのは、人工栽培の「見手青」は、調理後の味が野生の「見手青」とほとんど変わらないことだ。
調理後の人工栽培の「見手青」。撮影・程浩
野生キノコの人工栽培について、ここ数年、科学研究者の実験が続いており、大きな成果が上がっている。
現在、ポルチーニ茸は雲南省西双版納(シーサンパンナ)傣(タイ)族自治州で工場化栽培が実現し、人々の食卓の「常連」となっている。
2020年から、中国科学院西双版納熱帯植物園の専門家が雲南省南華県で野生のオオシロアリタケの生育環境を模倣し、野生風のオオシロアリタケを栽培しており、現在初期の成果が得られている。(編集ES)
「人民網日本語版」2024年11月28日
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