中国から香港特区に贈られたパンダの「安安」と「可可」の一般公開が8日にスタート

人民網日本語版 2024年12月09日16:14

中国から香港特別行政区に贈られた3ペア目となるパンダ「安安(アンアン)」と「可可(ココ)」は、9月26日に香港特区へ移送され、隔離検疫を経て、新しい環境にも順応。2ヶ月以上経った今月8日から一般公開された。小春日和となった当日、一般公開を首を長くして待っていた市民が香港海洋公園(オーシャンパーク)に大勢押し寄せた。こうして香港特区と中国大陸部のパンダを通じた「絆」を示す歴史に、新たな1ページが刻まれた。新華社が報じた。

12月8日、香港海洋公園でかわいい表情を披露したパンダ(撮影・陳鐸)。

12月8日、香港海洋公園でかわいい表情を披露したパンダ(撮影・陳鐸)。

同日午前9時半ごろ、海洋公園の前には、開園を待つ大勢のパンダファンが長蛇の列を作った。そして、開園と同時に、パンダファンは園内になだれ込み、パンダファミリーに新たに加わった「安安」と「可可」のもとに向かった。

香港海洋公園は、15分ごとに約150枚に制限した入場券を配る措置を実施したほか、観覧時間も10分に制限。誘導スタッフも配置した。開園から約30分後には、午後2時までの入場券の配布が終わってしまうほどの人気ぶりとなった。

香港海洋公園で竹を食べるパンダ(撮影・陳鐸)。

香港海洋公園で竹を食べるパンダ(撮影・陳鐸)。

多くの人の心を癒してくれるパンダは、世界各地の人々の心を鷲掴みにしている。ある米国人は取材に対して、「パンダを見るのは初めて。『安安』と『可可』の性格の特徴ははっきりしており、ここでの暮らしが快適なのも見てとれる。すっかり2頭のファンになってしまった!香港特区にいる間に、香港海洋公園にまた来て2頭を見たい」とした。

香港海洋公園によると、「『安安』と『可可』はすでに、広東語で話しかける指示を理解できるようになっている。飼育員は広東語で『安安』、『可可』と呼びかけている。2頭は食欲旺盛で、1日当たり約10キロのエサを食べ、おやつを食べることもよくある。『安安』が一番好きなのはニンジンで、『可可』が一番好きなのはサツマイモ」なのだという。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年12月9日

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