中国市場は多国籍企業のグローバル展開において重要な戦略的地位を維持 KPMGレポート
人民網日本語版 2024年12月11日14:45
大手会計事務所のKPMGは10日発表のレポート「2025年マクロ経済の10大動向に関する展望」で、中国市場は多国籍企業のグローバル展開において依然として重要な戦略的地位を占めているとした。
レポートによると、中国の巨大な市場ポテンシャルとグローバル・サプライチェーンにおける重要な地位が、依然として多くの外資を中国市場での事業展開の維持・深化へと引き寄せている。市場規模を見ると、中国は14億人以上の人口を擁する世界第2位の消費市場だ。市場の質を見ると、中国は世界で最も規模が大きく、最も成長性に優れた中所得層を擁し、大きな消費アップグレード需要を秘めている。さらに包括的で安定したサプライチェーン基盤が加わることで、中国市場は多国籍企業のグローバル展開において依然として重要な戦略的地位を維持している。
レポートは、「中国が技術革新の発展と経済構造の転換を加速させる中で、外資の活用は高度化やサービス化の発展傾向を呈し、ハイテク製造業や生産型サービス業が外資流入の重要分野になりつつある」と指摘。
また、「2025年に中国は高水準の対外開放政策をさらに推し進め、外資のビジネス環境を最適化し、サービス分野の外資参入条件を緩和すると見られる。2025年の中国のマクロ経済環境は安定的運営を保つだろう」との見通しを示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年12月11日
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