中国林業科学研究院の専門家、国連「地球大賞」を受賞

人民網日本語版 2024年12月11日13:26

中国林業科学研究院首席科学者で三北プロジェクト研究院院長の盧琦氏が、世界の生態・環境保護分野の最高賞である「地球大賞」を受賞し、同賞の「科学・技術革新部門」を受賞した初の中国人となったことが10日、中国国家林業・草原局への取材で分かった。中国新聞網が伝えた。

国連環境計画(UNEP)のインガー・アンダーセン事務局長は、世界の砂漠化対策に対する盧氏の貢献を高く評価した。「盧氏は、人類が科学と政策の組み合わせにより土地劣化の問題を解決し、地域社会が気候変動に適応できるよう支援し、数百万人のより美しい未来を構築できることを実践で証明した」と述べた。

中国は砂漠化が最も深刻な国の一つだ。「三北」(西北、華北、東北)防護林の建設など複数の重点プロジェクトの実施により、中国の対策可能な砂漠化土地の53%が効果的に管理され、砂漠化土地の面積が約433万ヘクタール純減した。「全体的に好転し、改善が加速」という良好な傾向を示している。中国はまた技術の研究開発と国際協力を広く実施し、砂漠化対策における中国発のソリューションの世界進出を推進している。

盧氏は30年以上にわたるキャリアの中で、中国の砂漠化対策事業に尽力し、土地の劣化傾向を食い止め、砂漠化土地面積の減少に貢献してきた。盧氏は世界最大の植林プロジェクトの実施、砂漠生態研究ネットワーク・パートナーシップの構築、及び砂漠化、土地劣化、干ばつを抑制するための多国間協力の促進において重要な役割を果たしてきた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年12月11日

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