国防部「日本が些細な事で疑心暗鬼に陥る必要はない」
人民網日本語版 2024年12月16日14:59
国防部(省)の呉謙報道官が13日、日本の石破茂首相の所信表明演説に関する記者の質問に答えた。
【記者】日本の石破茂首相は先ごろ行った所信表明演説で「現在、国際秩序に大きな挑戦がもたらされており、中国空母が日本の領海海域に近接する海域を航行し、艦載機は約1200回に及ぶ発着艦を太平洋で行った」「日本は国家安全保障戦略等に基づき、防衛力の抜本的強化を着実に進める」との意を示した。これについて、中国側としてコメントは。
【呉報道官】日本側がいわゆる「中国の軍事的脅威」を誇張し宣伝するのは、平和憲法の制約から脱却し、かつての軍事拡張の道を再び歩むことを隠し誤魔化すための常套手段に過ぎない。実際には、中日両国の外交及び防衛当局は、海空の安全問題について意思疎通を保ち続けている。日本側が些細な事に恐れおののき、疑心暗鬼に陥る必要は全くない。こうしたデータの公表はまさに、日本側が長期にわたり中国側の艦艇や航空機を近距離で追尾・監視・妨害し、中国側の艦艇や航空機の安全を脅かし、海空の安全問題を極めて引き起こしやすくしてきたことを証明している。
近年、日本側は国際社会の反対を顧みず、軍事拡張の道を突き進んでおり、すでに周辺諸国や国際社会の強い懸念を招いている。我々は日本側に対して、歴史の教訓を汲み取り、軍事・安全保障分野において言動を慎み、地域の平和と安定の維持に資する事をより多く行うよう促す。中国側は引き続き日本側と海空における不測の事態の適切な処理について意思疎通を保つことを望んでいる。また、日本側が中国側と向き合って進み、大局を考慮し、正しい道を歩み、海空情勢の安定と中日関係の大局を共同で維持することを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年12月16日
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