陝西省の兵馬俑坑2号坑で非常に珍しい「将軍俑」が出土
人民網日本語版 2024年12月19日16:53
陝西省の秦始皇帝陵博物院によると、考古学者が最近、兵馬俑坑の2号坑において、非常に珍しい「高級軍吏俑」を発見したという。中央テレビニュースが報じた。
兵馬俑坑2号坑の実験室では現在、専門家が新たに発掘された「高級軍吏俑」についた土などを丁寧に除去し、繋ぎ合わせる作業を進めている。考古学者は今年11月、2号坑で発掘作業をしていた際、破損した軍吏俑を発見。その発掘作業が丁寧に進められた。
2号坑の考古学プロジェクトの責任者・朱思紅氏は、「この『高級軍吏俑』は、1994年から2号坑の発掘が正式に始まって以来、初めて出土した『高級軍吏俑』。出土した位置からして、このエリアにおける最高軍事指揮長官である可能性が非常に高いと見ている」と説明する。
専門家は、「今回の発見は、秦(紀元前905年-紀元前206年)の時代の軍事組織や軍事制度を研究するうえで重要な意義がある。『高級軍吏俑』は『将軍俑』とも呼ばれていて、通常、頭にはヤマドリをモチーフにした冠を被り、鎧を身に付け、両手を前で組んでいる。また、鎧の周りや両肩、及び胸元の前後に、美しい模様、きれいに結ばれた帯状の模様がデザインされている。兵馬俑坑ではこれまでに『高級軍吏俑』が計10体発見されている」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年12月19日
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