持続的な回復と好転、中国11月の経済統計でさらに安定する期待と高まる自信
国家統計局は12月16日、11月の経済運営状況を発表した。回復と好転を示す一連の統計によって、「安定の基盤が強固になり、進展の力が強まり、プラス材料が引き続き増えている」ことが浮き彫りになり、マクロ調整の有力性と有効性が十分に示された。
■消費を促進
消費財買い換え政策の効果が現われ続け、家電、住宅インテリア、自動車などの販売が割合速い成長を維持している。11月には、一定規模以上の企業(年売上高2000万元以上の企業)の家電・音響映像機器、家具、自動車関連製品の売上高がそれぞれ22.2%、10.5%、6.6%増加し、消費成長の重要な原動力となった。
■投資を牽引
「両重」建設(国家重要戦略の実施と重点分野の安全能力構築)および大規模な設備更新が牽引する形で、重点分野への投資と設備更新投資がいずれも割合速い成長を維持し、投資の拡大を支えた。1-11月の水利管理業投資は40.9%増加、電力・暖房供給業投資は29.6%増加、設備・工器具購入投資は15.8%増加し、投資全体の成長への寄与率は65.3%に達した。
■生産を先導
11月に、設備製造業の生産額(付加価値ベース)は前年同月比で7.6%増加し、一定規模以上の工業企業の生産額(付加価値ベース)への寄与率は50%近くに達した。自動車生産台数は15.2%増加し、エアコンやカラーテレビの生産台数も二桁成長を実現した。「両重」「両新」(大規模な設備更新と消費財の買い換え)政策が、投資財や消費財の生産を効果的に牽引し、生産側の拡大を促進した。
■市場を活性化
11月には、新築分譲住宅の販売面積と販売額がいずれもプラス成長を実現した。特に重点都市で販売の改善が著しかった。上海・深セン両証券取引所では株取引高・額がいずれも前年同月の約2.1倍まで増加した。不動産市場の下げ止まりと安定化の促進、資本市場のテコ入れといった政策の効果により、10月の不動産市場と株式市場は顕著に改善し、11月もプラス材料が引き続き蓄積された。
一連の統計は、追加政策と既存政策の効果が持続的に発揮され、経済発展を力強く支えていることを示している。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年12月20日
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