今年の春節期間に延べ90億人が移動する見通し 過去最多更新か

人民網日本語版 2025年01月09日15:47

中国国務院新聞弁公室は今月8日に開催した記者会見で、今月14日から始まる春運(春節<旧正月、今年は1月29日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の動向や業務計画を説明した。

中国国家発展改革委員会の李春臨副主任によると、今年の春運は今月14日から2月22日までの40日間。交通運輸部(省)などの当局は、春運期間中に、地域を跨いで移動する人の数は延べ90億人に達するほか、鉄道の利用者は延べ5億1000万人、民用航空の利用者は延べ9000万人と、いずれも過去最多記録を塗り替えると予想している。

移動手段別で見ると、自動車での移動が引き続きメインとなり、延べ72億人の移動が見込まれ、地域を跨いで移動する人の8割を占めると見られている。高速道路の単日交通量のピーク値は過去最多記録を塗り替える可能性がある。

移動時期を見ると、今年の春節は例年より早く、春節前後に学生、出稼ぎ労働者、帰省客、観光客の移動が重なり、集中度が高くなりそうだ。地域別で見ると、北京市・天津市・河北省、長江デルタ、広東省・香港特別行政区・澳門(マカオ)特別行政区、成都市・重慶市といった都市群が移動者が集中するエリアとなりそうだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年1月9日

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