中国侵略日本軍の犯罪行為のアルバムを寄贈した米国人が春晩に招かれる

人民網日本語版 2025年01月20日10:51

「私はへび年で、今年は年男です!春晩(春節<旧正月>を祝う中国の国民的年越し番組)に行きます!」。中国侵略日本軍の犯罪行為の写真を収めたアルバムを中国に寄贈した米国人のエバン・カイルさんは1月12日、湖北省武漢市で、「春晩にお越し下さい」と書かれた中央広播電視総台からの招待状を受け取った。

カイルさんは2022年11月に第二次世界大戦の様子を写したアルバムを目にした。その中には中国侵略日本軍の暴力行為を写した写真も含まれていた。写真を見たカイルさんは深く動揺し、アルバムをどうするのがよいかと考えるようになった。最終的にアルバムを購入し、インターネットに動画をアップロードし、さらなる手がかりやアドバイスを求めた。ところがその後、思いがけないことに、カイルさんは大きな渦に巻き込まれ、脅迫を受けることもあった。防弾チョッキまで着て、事業をしばらく中断せざるを得なくなり、その結果深刻な心理的な問題を抱えることになった。

しかし勇気あるカイルさんは在シカゴ中国総領事館に連絡を取り、アルバムを丁寧に中国の代表に手渡した。「平和、調和、友情の名の下にこのアルバムを寄贈できたことを非常に光栄に思う」と述べた。

24年11月、カイルさんは初めて中国を訪れた。彼は取材に対し、「一部の西側メディアは中国に関する偏った報道をしている。自分で実際にここまでやって来て、中国の発展が自分の想像を超えていることに気づいた。ホテルでは、食事を部屋のドアのところまで自動的に運んできてくれるスマートロボットがあった。北京はまるで西暦3000年の都市のようだ」と話した。

カイルさんは、「自分で体験して初めてその場所を本当に理解できる。歴史も同じことで、歴史的建築と地球の古い文明国の1つである中国に興味を感じる人は、ここに来て自分の目で確かめるべきだ」と述べた。

今回の中国の旅で、カイルさんは空港で出迎える人、花を贈る人など、多くの中国人の熱い気持ちに心打たれた。11月16日に天安門広場で国旗掲揚式を見学した時には、人混みの中、カイルさんが薄い上着しか着ていないのを見た親切な男性に、自分の軍用コートを渡してくれた。カイルさんは、「今まで着たコートの中で一番かっこいい」と大喜びだった。

今でもカイルさんに対するネットの暴力は続いているが、カイルさんは「少しずつ気にしないことを覚えた。中国人の熱意が回復の道のりの中で重要な一歩を踏み出させてくれた。またこういうことがあれば、同じように自分の原則を貫く。自分のしたことは正しいことだと信じている。今回の中国の旅は私の心と体を温めてくれた」と語った。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年1月20日

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