広東省の産業用ロボット年間生産台数、5年連続で中国1位
広東省質の高い発展大会が5日、広州市で開催された。データによると、広東省の2024年の産業用ロボットの年間生産台数は24万台(セット)を超え、中国全土の44%を占め、5年連続で中国1位となった。中国新聞社が伝えた。
ロボットは新興技術の重要な担い手で、人類の生産・生活のためのスマートなツールだ。広東省は近年、人工知能(AI)によりさまざまな業界にエンパワーメントする措置をいち早く打ち出し、従来業界の研究開発、生産、販売、管理などにおけるAIの全面的な導入を加速させ、31ヶ所の国家レベルスマート製造モデル工場と、10ヶ所の「ライトハウス」を建設した。うち自動化と「無人化」の巨大な需要が、広東省のロボット産業の大発展をもたらした。
美的集団(美的)は2022年に「全国重点実験室」の建設を承認され、ロボット分野の全国重点実験室の建設を担当する民間企業となった。美的は現在、数十の大型ロボット及びその中核部品の検証測定実験室を建設させており、ロボット製造の現地化、デジタル化、スマート化の推進に注力している。
美的の方洪波会長は、「仏山市順徳区に位置する美的クカスマート製造サイエンスパークには、『ロボットによるロボット生産』の完全自動化生産ラインがある。このラインは美的ロボットで構成され、24時間連続で作業できる。平均30分で1台のロボットを生産でき、すでに8万台以上の産業用ロボットを生産・納入している」と述べた。
楽聚(深セン)ロボット技術有限公司の冷暁琨会長は、「当社のチームは人型ロボットの産業化を推進し、いち早く全身運動量制御アルゴリズムを打ち出した。当社は23年に初のジャンプができ、多様な地形を歩行できるオープンソースの鴻蒙(Harmony)人型ロボットKUAVO(中国語名:夸父)を発表した。これは次世代のAIプロジェクトになった」と述べた。
広東省は現在、さまざまな施策を展開し、AIとロボットの2大分野に集中的に力を入れ、産業の新たな柱を構築しようとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年2月6日
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