高速鉄道で楽々出勤 環北京市郊外通勤高速鉄道が続々運行
毎日朝になると、G7872、G7862、G785の3本の環北京市郊外通勤高速鉄道の列車が相次いで北京朝陽駅に到着する。この3本には密雲駅、懐柔南駅、順義西駅から乗車した通勤客が乗っており、郊外から北京市の中心エリアに直通するようになっている。密雲駅-北京朝陽駅間の所要時間は40分足らずだ。北京日報が伝えた。
2月10日は春節(旧正月、今年は1月29日)連休明けの最初の月曜日。この日の朝6時43分、高速鉄道G7872の列車が密雲駅を発車した。乗客200人あまりの様子を見たところ、ほとんどが大きな荷物を持たず、リュックだけの軽装で、中心市街地の職場に向かう通勤族だとわかる。列車はわずか39分で北京朝陽駅に到着した。
朝7時4分、順義区に住む斉娜さんは順義西駅で高速鉄道に乗り、勤務地のある潘家園方面へ向かった。これまで路線バスの快速942番に乗り、地下鉄に乗り換えて通勤していたが、今では高速鉄道から地下鉄に乗り換えるようになり、通勤時間が30分以上短くなった。斉さんは通勤にかかる交通費を計算して、「通勤手段を変えても、交通費はほとんど同じで、その上、高速鉄道はより快適で、席がない心配もないし、職場について朝ご飯を食べるとタイミング的にちょうどいい」と嬉しそうに話した。
価格に強み
鉄道会社は割引切符や回数券を発売
調査によると、現在、密雲駅、懐柔南駅、順義西駅と北京朝陽駅を結ぶG7872の二等乗車券は、それぞれ20元(1元は約21.2円)、15元、8元。G7862の密雲駅、懐柔南駅、順義西駅と北京朝陽駅までの二等乗車券はそれぞれ14元、11元、6元。これらは割引き後の価格だ。鉄道当局は「30日間60回乗車可能」の定期券、「90日間10回乗車可能」と「90日間20回乗車可能」の回数券も販売しており、よりお得な価格で乗車できる。
夜の帰宅ラッシュに北京を出発するには、新たに加わった高速鉄道G7873のほか、北京朝陽駅では順義西駅、懐柔南駅、密雲駅を経由する長距離列車が多数運行しており、通勤客により豊富な選択肢を提供している。
鉄道当局がまとめた統計によれば、新たな高速鉄道の環北京市郊外通勤高速鉄道の運行開始から1ヶ月がたち、密雲、懐柔、順義から北京市中心市街地への旅客の流れはピーク日には500人を超え、北京から順義、懐柔、密雲へ向かう旅客はピーク日には610人以上に達する。通勤高速鉄道が運行したことで、北京市周辺の会社員の通勤・移動が非常に便利になり、これと同時に北京方面への高速道路と北京市中心市街地の地上交通の渋滞も緩和された。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年2月13日
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