展示も応用も「熱い」! ロボット開発で注目の杭州市

人民網日本語版 2025年03月03日09:17

浙江省杭州市の複数の企業が製造したロボットが春節(旧正月、今年は1月29日)の大型イベントに登場して以来、同市ではロボットが登場する頻度がますます高くなり、ロボットの展示と応用がそろって「熱い」状況を呈している。

杭州宇樹科技有限公司(Unitree Robotics)の人型ロボット「Unitree GI」が、国産アニメ映画「哪吒之魔童閙海(ナーザの魔童大暴れ)」の主人公「哪吒(ナーザ)」のような衣装に身を包み、赤い獅子舞の衣装を着たロボット犬たちと一緒にダンスを披露。観客は争って写真を撮ったり一緒に記念撮影をしたりしていた--これは、このほど開催された2025年杭州市西湖区文化クリエイティブイベントの会場で注目を集めた場面だ。

このパフォーマンス展示を担当した杭州汪星人科技有限公司の郭恋・販売総監は、「今年、当社が受注したパフォーマンスの依頼は前年比で300%以上増加し、スケジュールは6月までいっぱいだ」と説明した。

応用についてを見ると、同市ではこのところ、ロボット応用シーンのブレークスルーがたびたび実現している。

杭州市管轄下の建徳市では、高速で移動し、器用に斜面を登り、スマート化の特徴を備えた四つ足ロボットが建徳千島湖通用空港に「勤務」し、敷地内の巡回検査を担当している。民間航空分野において四つ足ロボットが試験的に応用されたのは、同省ではこれが初のケースだ。

同空港飛行エリア管理部の空港内業務担当者の張浩さんは、「当空港の滑走路は1200メートルあり、パトロールには大体30分から40分ほどかかる。ロボット犬を活用すれば、人によるパトロールの時間を大幅に減らすことができる」と説明した。

ロボットは現在、杭州のコミュニティの介護シーンでも役割を発揮するようになっている。同区の古蕩街道(エリア)にあるケアハウス「金秋養老家園」も、地元企業が開発したロボット犬「小西」を導入している。高精度のレーザーレーダーとカメラを搭載した「小西」は、自ら移動ルートを設定し、障害物を回避することが可能で、機能面では食事や薬の運搬や、高齢者のおしゃべりや散歩の付き添いなどが可能だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年3月3日

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