湖北省の景勝地で登山アシストロボットのレンタル開始
湖北省恩施土家(トゥチャ)族苗(ミャオ)族自治州の恩施大峡谷景勝に最近登場したパワードスーツ「登山アシストロボット」がネット上で注目を集めている。利用した観光客は、「登山アシストロボットを装着すると、山を登る足取りがすごく軽い」といった声を寄せている。
同景勝地の職員は2月18日の取材に対して、「長年、大峡谷のような険しい山がある景勝地を観光すると足がへとへとになるというのが多くの観光客の悩みの種だった。観光客、特に高齢の観光客の要望を総合的に検討して、この登山アシストロボットを導入することにした。先週から試験的にレンタルが始まり、予想以上に注目が集まっている」と説明した。
登山アシストロボットを装着して階段を上る観光客(写真提供・取材対応者)。
職員によると、登山アシストロボットの重さはわずか1.8キログラムで、3-5時間の連続使用が可能。2つのバッテリーが1回の充電でアシストできる走行距離は約14キロ。今後、正式なレンタルが始まると、料金は1時間30-40元(1元は約20.7円)になる予定だという。また、アシストロボットをちょっと体験してみたいという観光客のために、長い坂や長い階段の区間に9.9元の体験プランを設けることも検討しているという。現時点では、貸出ポイントや料金のプランを最適化している最中だ。
今年の春節(旧正月、今年は1月29日)期間中、山東省泰安市の泰山が導入した「登山アシストロボット」が注目を集めた。報道によると、それは深セン市の企業が開発した「登山アシストロボット」で、湖北省の恩施大峡谷景勝景区が導入した「登山アシストロボット」もこの企業が開発した製品となる。
ネットユーザーが登山アシストロボットの安全性に対し憂慮している点について、同企業のスタッフは、「これらの製品はパワードスーツなので、装着している人が動くと作動し、動かなければ作動することはない。使用者が転がるなどしない限り、その行動に能動的に影響を与えることはない。またその安全性は、機械とデジタルのセーフティリミットを設けることで、二重の安全対策が講じられている。今回景勝地に導入されたのは企業向け製品で、今後はECプラットフォームで、一般ユーザー向け製品の販売も始まる予定」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年2月20日
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