トラ界の最年少ママ!2歳で出産したアムールトラを確認
人民網日本語版 2025年03月04日14:44
春の訪れとともに、万物の蘇る季節がやって来た。吉林省と黒竜江省をまたぐアムールトラ・アムールヒョウ国家公園では、春の気配をすでに感じたメスのトラやヒョウが、子供を連れて、森林から出てきて、日向ぼっこをするようになっている。そんな中、ナンバー136のメスのアムールトラが同公園で最年少ママになったことが確認された。
最年少のママになった2歳のアムールトラ
モニタリングの映像を見ると、ナンバー136の野生のアムールトラは、元気そうな3頭の赤ちゃんと一緒に姿を現した。その赤ちゃんの家族に関する資料を作成していた時、研究者はナンバー136は、まだ2歳になったばかりのアムールトラであることを発見した。
専門家によると、中国国内外の野生のトラの繁殖に関する研究では、野生のトラの多くは3歳になってから、出産を始める。アムールトラの2歳は、人間の15‐16歳に相当し、青春時代真っ只中ということになる。
事実確認をするために、研究者はナンバー136号の映像資料を調べた。そして、これまでに監視カメラが捉えたその映像を整理したうえで、国家林草局・アムールトラ・アムールヒョウモニタリング・研究センターの主任を務める馮利民教授は、この母親トラは1歳10ヶ月前後に、出産したことを確認した。これは若年出産というのにふさわしく、アムールトラ・アムールヒョウ国家公園で出産が確認されたアムールトラの中では最年少になるという。
ナンバー136のアムールトラは、単独での行動を経て、縄張りを持ち、つがい相手を見つけ、出産し、子育てするという、成長の各ステップを他のトラよりも極めて速くクリアして、成長してきたということになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年3月4日
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