国家公園から200キロ以上離れた吉林省・広坪村でアムールトラ初確認
人民網日本語版 2025年02月13日15:29
吉林省延辺朝鮮族自治州国境管理支隊・和竜国境管理大隊の警官が今月9日午後4時ごろ、監視カメラをチェックしていた際、野生のアムールトラ1頭を発見した。がっしりとした体つきで、体長は2メートル以上あるとみられている。中国新聞網が報じた。
2月9日に撮影された和竜市崇善鎮広坪村の道路脇に座るアムールトラ(動画のスクリーンショット、画像提供・延辺朝鮮族自治州国境管理支隊・和竜国境管理大隊)。
このアムールトラはゆっくりと道路を歩き、あたりをしばらくうろつきながら、警戒した様子もなく、道路脇に3分ほど横たわった後、起き上がってその場を離れたという。
アムールトラ・アムールヒョウ国家公園から200キロ以上離れている広坪村でアムールトラが確認されたのは今回が初めてのことだ。和竜国境管理大隊の警官は、人間とトラが出くわすことが生じないように措置を講じ、警報を発令して、十分注意するよう呼び掛けた。
2月9日、和竜市崇善鎮広坪村の道路を歩くアムールトラ (動画のスクリーンショット、画像提供・延辺朝鮮族自治州国境管理支隊・和竜国境管理大隊) 。
吉林省が長年、生態系保全を強化し続けているのを背景に、アムールトラやアムールヒョウといった野生動物の個体数は目に見えて増加している。アムールトラ・アムールヒョウ国家公園に生息している野生のアムールトラは約70頭、アムールヒョウは約80頭にまで回復している。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年2月13日
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