中国証監会主席「ディープシークが中国の資産価値再評価を牽引」

人民網日本語版 2025年03月07日15:57

第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の経済テーマ記者会見が6日、北京で行われた。中国証券監督管理委員会(証監会)の呉清主席はその中で、「DeepSeek(ディープシーク)が世界の人工知能(AI)分野で頭角を現したことで、AI産業に大きな衝撃を与えただけでなく、世界に中国の科学技術イノベーション能力に対する新たな認識を持たせ、中国の資産価値の再評価を牽引した」と述べた。

呉主席は、「春節(旧正月、今年は1月29日)後、A株市場と香港特区株式市場、他市場も含め、科学技術関連銘柄の動きは科学技術の注目点によって牽引された。資本市場は産業と科学技術イノベーションの促進に対して独特で重要なサポート的役割を果たしており、科学技術イノベーション企業がより多く、より強力であるほど、資本市場の活力、魅力、投資家のために価値を創出する能力も高くなる」と述べた。

呉主席は、「世界の経験を見ると、多くのリーディングテクノロジー企業の台頭には、長期的で忍耐強い資本の投入と切り離せないことがわかる」と指摘した。

また呉主席は、「資本市場による科学技術企業への支援は上場という手段に限らず、株式のツールしかないということもなく、債券、転換社債、優先株、資産証券化、オプション、先物などの商品・ツールも重要な役割を果たし、『リレー式』の融資支援・サービスを提供することができる」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年3月7日

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