外交部がDeepSeekに関しコメント「中国は各方面とAI分野で交流と協力の強化を希望」

外交部（外務省）の郭嘉昆報道官は10日の定例記者会見で、中国の人工知能（AI）企業「ディープシーク（DeepSeek）」が国際社会の広範な議論を引き起こしたことについて質問に答えた。

郭報道官は、「現在、AIの新技術がブレークスルーを達成し続け、新たなビジネスモデルが現れ続け、新たな応用の開拓が加速しており、これらが新たな科学技術の革命と産業の変革の重要な駆動力になっている。中国はスマート変革を積極的に受け入れ、AIの革新と発展の促進に尽力し、AIの安全性を重視し、企業の自主的革新を支持・奨励し、世界のAIの発展に貢献している」とした。

また郭報道官は、「中国はAIの包摂的発展を積極的に推進し、発展途上国のキャパシティビルディングを支援するとともに、AI技術のオープンソースを提唱し、AIサービスの利用可能性を押し上げ、各国がスマート化による利得を共有することを実現する。我々は同時に、イデオロギーに基づく線引きや国家安全保障概念の拡大、経済・貿易・科学技術問題の政治化に反対する。中国は各方面と協力して、AIの交流と協力を強化し、AI分野という広大な空間で共にいっそうの探求を進めていくことを望んでいる」とした。（編集LX）

「人民網日本語版」2025年2月11日