2024年に中国の平均寿命が79歳に 5年で1.7歳伸びる

人民網日本語版 2025年03月10日15:00

第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の民生をテーマにした記者会見が今月9日に開かれた。記者会意見では、中国国家衛生健康委員会の雷海潮主任が、最新の統計速報を紹介し、2024年、中国の住民の平均寿命は79歳に達したことを明らかにした。これにより、2023年と比べて0.4歳伸び、第14次五カ年計画(2021‐25年)の国民経済と社会発展計画の目標を前倒しで達成した。

中国国家衛生健康委員会の雷海潮主任

中国国家衛生健康委員会の雷海潮主任

雷主任は、「このような成果を挙げるのは決して容易なことではない。世界の状況を見ると、1つの国や地域の住民の平均寿命が75歳を超えると、その後は毎年平均0.1~0.2歳のペースで伸びていくケースが一般的だ。高中所得国53ヶ国を見ると、中国の平均寿命は4位で、G20の中では10位だった。高所得国と比べると、中国の平均寿命は21ヶ国を上回っている」とし、「つまり、中国人の健康的なライフスタイルのほか、『健康中国』や『健康優先発展』といった一連の戦略的政策の実施が健康を改善するうえで、直接的な影響を与えている」との見方を示した。

また、「2024年の平均寿命は、2019年と比べて1.7歳延びた」というデータを示し、「5年で1.7歳というのは、非常に早いペース」とした。その他、中国31省間の健康水準の差は徐々に縮小しており、「健康の公平性も改善されている。北京市や天津市、上海市、山東省、江蘇省、浙江省、広東省、海南省の8省・市の平均寿命は80歳を超えている」と説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月10日

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