今年の「プチ目標」は? 調査では「お金を稼ぐ」や「早寝早起き」など

人民網日本語版 2025年01月14日15:28

「今年は健康であることが一番の願い」と話す遼寧省の張芸さんは、定年退職してから旅行が好きになったという。張さんは「中国各地に行き尽くしたいし、他の国にも行きたいので、健康管理をきっちりしたい」と話す。北京で働く周岩さん(35)も、「今年は運動をすることを計画している。普段は仕事が忙しくて、運動不足になっている。体は亜健康の状態になっている」と話す。中国青年報が報じた。

今年のあなたの「プチ目標」は何だろうか?中国青年報社の社会調査センターがこのほど問巻網と共同で1340人の男女を対象に実施した調査では、約6割(59.5%)の回答者が「今年は運動したい」と明確に答え、多くの人が「健康」を最も重視していることが分かった。

その他、今年の「プチ目標」について、回答者の58.8%が「お金をしっかり稼いで、収入を増やしたい」、57.8%が「早寝早起きして、仕事と休みのバランスをうまく取りたい」、45.2%が「スマホをいじる時間を減らしたい」、44.9%が「いろんな所に行って、外の世界を見たい」、42.2%が「家族と一緒にいる時間を増やしたい」、39.3%が「メンタルをうまくコントロールしたい」、24.0%が「自分の好きな仕事を見つけたい」と答えた。

約6割「今を楽しみながら、課題とも向き合いたい」

多くの人は、どんなコンディションで新しい1年を過ごしたいと思っているのだろうか?調査では、回答者の58.0%が「今を楽しみながら、課題とも向き合いたい」と答えた。

張さんは、「経験者として、若者には無理をしないように勧めたい。糸を張りっぱなしにしていると、体も心もクタクタになってしまう。今の若者は向上心が高いが、マイホームを絶対に購入しなければならないとか、こうでなければ、ああでなければならないとか、自分にプレッシャーをかけすぎている人も多い。人生というのは前に進み続けるもので、段階ごとにいろんな目標を立てることができる。メリハリをつけることを覚えたほうがいい」と語る。

調査では、回答者の57.8%が「自分を大切にすることを覚え、精神的エネルギーロスを起こさないようにしたい」、57.7%が「思いついたことをすぐにする、行動力ある人になりたい」、56.6%が「自分を認め、自分は大丈夫と信じてあげたい」、44.4%が「無理はせずに、身心ともに身軽になるようにしたい」と答えた。

「年を取ることを恐れてはいけない」

河北省に住む80後(1980年代生まれ)の汪燕さんは、夫と結婚して20周年を迎えた時に、フォトスタジオで記念写真を撮影した。しかし、過度に画像修正をされたため、自分が不自然に若くなってしまってがっかりしたという。「顔にしわが全くないほうが美しいとは思わない。写真を撮影したのは、今のありのままの自分を記録しておきたかったから」と汪さん。

そして、「20歳そこそこの頃は年齢を気にしていたけれど、今は年齢とは単なる数字だと思っている。年を取るごとに経験が増え、見聞も広くなり、いろんなことが分かるようになって、成長していく。年を取るというのは避けられないことなのだから、生きていく道の幅を広げ、もっと充実した生活が送れるようにしたほうがいい」と語る。

周さんも、「年を重ねるごとに経験が増え、若い時とは違った高さから見ることができるようになる。そして、いろんなことが分かり、広い心で他の人や物事を見ることができるようになる。年を取ることを恐れてはいけない」と話す。

調査では、回答者の91.4%が「どの年齢も一番いい年齢」という見方に同意していた。さらに分析して見ると、同意した女性の割合は93.3%と、男性の88.8%を上回っていた。年齢層別で見ると、90後(1990年代生まれ)の同意した割合が95.1%で最も高く、以下、00後の92.8%が続いた。

回答者の内訳は、00後が12.4%、90後が44.1%、80後が34.9%、70後(1970年代生まれ)が6.6%、60後(1960年代生まれ)が1.7%、その他が0.3%だった。男女別では、男性が42.7%、女性が57.3%だった。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年1月14日

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