【委員通路】インダストリアルインターネット、中国の工業大分類をフルカバー
中国人民政治協商会議第14期全国委員会(全国政協)第3回会議の第2回「委員通路」が7日午前、人民大会堂で行われた。全国政協委員で、致公党中央副主席の徐暁蘭氏が取材に応じた。中央テレビニュースが伝えた。
徐氏は、「インダストリアルインターネットは現在49の国民経済分野で応用されており、工業大分類のフルカバーを実現している。そのコア産業の規模は1兆5300億元(1元は約20.4円)。最近話題のディープシーク(DeepSeek)はスマート検索、テキスト生成や医薬品、文化、観光などの分野ですでに応用されており、将来的には工業分野へ大規模に拡大する。人工知能とインダストリアルインターネットが深く融合することで、製造業の急成長をもたらし、デジタル・スマート化が加速し、新型工業化の推進と加速に向けた堅固な基盤を築くだろう」と説明した。
インダストリアルインターネットは新型工業化の戦略的インフラと新たな質の生産力の発展を牽引する重要な駆動力だ。今年の政府活動報告では、「5Gの大規模応用の拡大」「インダストリアルインターネットの革新的発展の加速」「全国の計算資源配置の最適化」「国際的な競争力を持つデジタル産業クラスターの構築」が打ち出された。
2024年末に中国で発表されたCR450高速鉄道車両は、試験速度400km/h、営業速度400m/hで、現在世界最速の高速列車となっている。この高速で省エネ型の高速列車CR450AFは、山東省青島市城陽区の企業で誕生した。高速列車のような巨大なものは、溶接誤差を約5ミリに抑えなければならない。現在は車体の重要溶接の90%がロボットによって実施されている。
湖南省の軽量スポーツ航空機メーカーが生産する航空機とドローンはスマートコネクテッドカーのように、スマートコネクテッドプラットフォームを搭載している。ユーザーは携帯アプリと連携することで、その飛行ルートを記録・追跡し、さらに飛行機のすべての状況を把握し、24時間の管理を実現できる。株洲は近年、「低空経済」(低空域飛行活動による経済形態)を新たな質の生産力の育成の主な取組の一つとして、航空産業の製造基盤の強みを生かした結果、すでに120社以上の低高度航空機産業チェーン川上・川下関連企業が株洲に集まっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年3月10日
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