上海初の人型ロボット量産企業、汎用エンボディド基盤モデルを発表

人民網日本語版 2025年03月11日16:26

上海初の人型ロボット量産メーカー「智元ロボット」は10日、汎用エンボディド基盤モデル「智元啓元大規模言語モデル(Genie Operator-1、略称「GO-1」)を発表した。

智元ロボットは、「稚暉君」こと彭志輝氏が創設した人型ロボットのスタートアップ企業で、上海で初めて人型ロボットの量産を実現した企業でもある。同社では2024年にはすでに人型ロボット1000台をラインオフし、今年は数千台の生産実現を計画している。

智元エンボディド研究センターの任広輝・常務センター長は取材に対して、「大規模言語モデル『GO-1』は、人間や複数のロボットのデータを活用して、ロボットに革命的な学習能力を備えさせ、多様な環境や物体に適応し、新たなタスクを素早く習得し、新しいスキルを学習できる。さらに、さまざまロボット本体に、効率良く搭載可能で、実際の運用を通じて、スピーディーに進化させ続けることができる」と説明した。

また、「ユーザーが『服を掛けて』といった指示を出すと、モデルは視覚情報に基づき、その指示が意味するタスクを理解することができる。このモデルは過去の訓練で学習した『服を掛ける』という動作データに基づいて、その過程にはどのようなステップが含まれているかを想定し、最終的にその一連のステップを踏んで、タスクを実行することができる」としている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月11日

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